20日、01年名古屋グランプリ(交流GII)優勝、01、02年佐賀記念(交流GIII)連覇など、交流重賞戦線で活躍した{horse=1997105837:ミツアキサイレンス}(牡9、笠松・粟津豊彦厩舎)が、18日付で引退したことが岐阜県地方競馬組合から発表された。今後は生まれ故郷の北海道で種牡馬になる予定。
ミツアキサイレンスは、父エイシンサンディ、母ユウコウターナ(その父ターナボス)という血統。98年北海道市場にて410万円で落札されていた。99年9月にデビュー。地元では重賞2勝を含め5戦無敗のまま、00年兵庫CS(交流GIII)で交流重賞初制覇を果たした。さらにダービーグランプリ(交流GI)でも2着に入り、この年のNARグランプリ(サラ系3歳年度代表馬)に選出された。翌01年以降も交流重賞戦線や地元の重賞で息の長い活躍を見せたほか、JRAの芝レースにも積極的に挑戦。00年中日新聞杯(GIII)では3着に好走した。今年2月の佐賀記念(8着)後に右前種子骨の骨折が判明。同競走が現役最後のレースとなった。通算成績60戦13勝(うちJRA・17戦0勝、重賞10勝)。