【アイビスSD】ライオンボス王者の風格 2カ月ぶり実戦もパワフルなフットワーク

2019年07月25日 06:00

 美浦Pでパワフルなフットワークを披露したライオンボス(右)

 「アイビスSD・G3」(28日、新潟)

 重賞初制覇を目指すライオンボスが24日、美浦Pで順調な仕上がりぶりを披露した。ここ2戦の直線競馬は圧巻の走りで連勝。新潟開幕週の名物レースを全速力で駆け抜ける。

 2馬身後方にアラゴネーゼ(3歳1勝クラス)を従えて、ゆったりとスタート。楽な手応えで少しずつスピードを上げ、直線に入ると外から併せてきたパートナーとびっしり馬体を並べたままフィニッシュ。

 終始馬なりのままで5F69秒2-38秒3-12秒5とタイムは目立たないものの、雄大な馬体から繰り出すフットワークはパワフルそのもの。2カ月ぶりの実戦でも、仕上がりに関しては全く問題なさそうだ。

 予定通りのメニューを消化できたことで、動きを見届けた和田郎師も納得の表情で話した。「最初から速くならないようにして、しまいで相手に併せる形で行くように指示をしました。あまり負荷もかからずにやれたし、動きは問題なく気持ちの面でもちょうどいいですね」と仕上げに不安はない。

 今年3月までは10戦して芝は一戦だけ。主戦場のダート短距離で2勝を挙げたが、2走前の邁進特別で初めて直線競馬に出走すると、いきなり5馬身差のぶっちぎりで圧勝。さらに中1週でオープンの韋駄天Sに格上挑戦すると、余力たっぷりに53秒9の好タイムをマークして連勝を決めた。

 この2戦で直線競馬との抜群の相性を示して見せた。「控えないで前に行かせる競馬が合っていたし、チークピーシーズの効果もあったと思います」とトレーナー。外枠有利で枠順に左右される条件だが、「外枠に越したことはないが、内枠でもカバーしてくれるという期待はある」と自信をのぞかせる。初めての重賞へのチャレンジでも、堂々の主役として越後路に乗り込む構えだ。

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