30日、札幌競馬場で行われた札幌2歳S(GIII・芝1800m)は、藤岡佑介騎手騎乗の1番人気ナムラマース(牡2、栗東・福島信晴厩舎)が中団でレースを進めると、直線外から追い込んで、5番人気アドマイヤヘッドを1/2馬身差交わして優勝した。勝ちタイムは1分49秒7(良)。さらにハナ差の3着には2番人気イクスキューズが入った。
勝ったナムラマースは、父チーフベアハート、母はビストロドゥパリ(その父フレンチグローリー)という血統。伯父に93年ホイットニーH(米G1)を勝ったBrunswick、半兄に02年オパールC(岩手重賞)を制したアパルダー(父シンコウキング)がいる。デビューから4戦は勝ち切れない競馬が続いたが、前々走の未勝利を圧勝すると、続くコスモス賞ではレコード勝ちを収めていた。通算成績7戦3勝(重賞1勝)。
鞍上の藤岡佑介騎手はハードクリスタルで制した東海S(GII)に続く今年のJRA重賞2勝目(通算3勝)。管理する福島信晴調教師はテンパイで制した98年プロキオンS(GIII)以来のJRA重賞7勝目となった。