30日、中京競馬場で行われたシリウスS(GIII・ダート1700m)は、佐藤哲三騎手騎乗の2番人気メイショウバトラー(牝6、栗東・高橋成忠厩舎)が先団追走から直線抜け出し、追い上げた3番人気ツムジカゼに1.1/2馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分43秒1(良)。さらに1.1/2馬身差の3着には11番人気キネティクスが入り、1番人気に支持されたサンライズキングは14着に敗れた。
勝ったメイショウバトラーは、父メイショウホムラ、母メイショウハゴロモ(その父ダイナガリバー)という血統。03年6月にデビューし、2戦目で初勝利。翌年の小倉大賞典(GIII)で重賞初制覇を飾ったが、その後は、小倉記念、府中牝馬S、中日新聞杯(いずれもGIII)、阪神牝馬S(GII)はいずれも2着と勝ち切れないレースが続いた。その後、脚部不安のため1年5か月の休養に入る。復帰初戦の欅S(OP)は12着に敗れたものの、前々走のプロキオンS(GIII)、前走のサマーチャンピオン(交流GIII)を連勝。今回の勝利で重賞3連勝となった。通算成績23戦8勝(重賞4勝、地方1戦1勝)。
鞍上の佐藤哲三騎手と高橋成忠調教師は同馬で制した06年プロキオンSに続くJRA重賞勝利で、佐藤騎手は通算32勝目、高橋調教師は通算12勝目となった。