【札幌2歳S】初出走の種牡馬も多く、新種牡馬の産駒にも期待が高まる/データ分析(血統・種牡馬編)

2019年08月28日 18:55

札幌2歳S 札幌過去10回

 31日に札幌競馬場で行われる札幌2歳S(2歳・GIII・芝1800m)について血統・種牡馬別に検証していく。ただし、函館競馬場で開催された2013年は除く。

 過去10回で最多となる4回の馬券絡みがキングカメハメハ。3回でネオユニヴァース、2回でハービンジャーとステイゴールドが続く。なお、勝ち馬に焦点を当てた場合は、ネオユニヴァース産駒が「3-0-0-11」と3勝を挙げる活躍を見せている。

 ヴィクトワールピサ産駒は3頭が出走して「0-0-0-3」、今年は札幌芝1800mの2歳コースレコードを塗り替えたゴルコンダが出走予定。2代父ネオユニヴァースは札幌2歳Sにおいて勝ち負けがはっきりした成績になっていたため、同産駒も好走例がないからといって軽視はできないだろう。

 新種牡馬ゴールドシップ産駒のサトノゴールドやブラックホールも上位人気と目される。前者の母マイジェンは10年ギャラントブルームH・米G2の勝ち馬で、近親には重賞5勝(うちG1・2勝)のCaravaggioがいる血統だ。ゴールドシップ自身も11年札幌2歳Sで2着に好走している実績があるので、舞台適正については良いイメージを持ちやすい。

 New Approach産駒は初出走となるが、17年にはDawn Approach(その父がNew Approach)産駒のファストアプローチが2着に好走している。ダーリントンホールは近親に18年メルボルンカップ・豪G1勝ち馬のクロスカウンターがおり、欧州のG1戦線で活躍しているMagicalも同牝系というゴドルフィン所有馬らしい良血だ。

 キングカメハメハ産駒は7頭が出走して「1-0-3-3」、12年の勝ち馬コディーノを筆頭に安定感のある成績を示している。レザネフォールは2代母ファレノプシスが重賞4勝(うちG1・3勝)の名牝で、近親にはキズナなどもいるノースヒルズを代表する血脈。当馬はファレノプシス牝系として初重賞制覇なるかにも注目したい。

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