現地時間1日、仏・ロンシャン競馬場で行われた仏グランクリテリウム(2歳、仏G1・芝1400m)は、K.ファロン騎手騎乗の2番人気ホーリーローマンエンペラー Holy Roman Emperor(牡2、愛・A.オブライエン厩舎)が、4番人気バトルペイント Battle Paintに2馬身差をつけて快勝した。勝ちタイムは1分18秒60(良)。さらに3/4馬身差の3着には5番人気ヴァイタルエクワイン Vital Equineが入り、1番人気に支持されたヴィジョナリオ Visionarioは6着に敗れた。
勝ったホーリーローマンエンペラーは、父デインヒル、母L'On Vite(その父Secretariat)という血統の愛国産馬。半兄に99年京都4歳特別(GIII)を制したビッグバイキング(父Theatrical)、伯父にL'Enjoleur(ローレルフューチュリティ-米G1)やMedaille d'Or(コロネーションフューチュリティ-加G1)、伯母にLa Voyageuse(加オークス-加G1)といった活躍馬がいる。重賞初挑戦となったコヴェントリーS(英G2)では21頭立ての15着と惨敗したが、続くレイルウェイS(愛G2)、フィーニクスS(愛G1)と連勝。前走のナショナルS(愛G1)でも1番人気に支持されたが、テオフィロ Teofiloの2着に敗れていた。通算成績6戦4勝(G1・2勝)。