「シンザン記念・G3」(12日、京都)
絶品の切れ味だ。
ルーツドールは9日、川田を背に僚馬
イオウゼン(3歳未勝利)と栗東CWへ。直線は反応良く抜け出し、圧巻の3馬身先着を決めた。重い馬場を思えば、6F82秒3-36秒9-11秒7は出色の時計。藤岡師も「馬場が悪くてノメるところもあったけど、しっかりと動いた。反応が良かったね」と満足げに話した。
デビュー戦を5馬身差でV。菊花賞、天皇賞・春を制した半兄
フィエールマンを含め、JRAデビューのきょうだい3頭は全て新馬勝ちしている。指揮官は「少し忙しいかなと思ったマイルであんなに対応してくれるとは。全体的な能力が明らかに高い」と舌を巻く。一度使った効果も大きく、「真っすぐ走るようになったし、体幹がしっかりとしてきた」と成長に胸を張った。
数々の名馬を輩出した登竜門レース。かつて管理した
ジュエラーも、当レース2着から桜花賞馬となった。「春を楽しみにしている馬。そのためにもいい競馬をしてほしい」。ここを
ステップにさらなる飛躍といく。