【京成杯予想】パワーを要する今の中山でビターエンダーに期待/JRAレース展望

2020年01月19日 06:05

2戦目で勝ち上がったビターエンダー(ユーザー投稿写真:淳。さん)

 厳寒期に行われるGIII競走だが、皐月賞と同じ舞台で行われるために、3歳春のクラシック戦線とつながりが深いレースで、ここを勝ってダービー馬となったエイシンフラッシュだけではなく、昨年2着馬ランフォザローゼスはのちに青葉賞2着。一昨年の勝ち馬ジェネラーレウーノは皐月賞3着で、当時の2着馬コズミックフォースはダービー3着とクラシック本番でも上位を賑わせている。

 まだ脚質も定まらず、キャリアの浅い馬同士で難解な1戦だ。◎ビターエンダーに期待した。デビュー戦は3着だったが、当時の4〜6着は次走で勝ちあがり、2着馬も次走2着。本馬も2戦目に勝ちあがっている。オルフェーヴルの3世代目産駒で、母ビタースウィートは南関東の東京シンデレラマイルの優勝馬で、ダートグレードTCK女王盃5着馬。その半妹サイレントソニックはディープインパクトの勝ちあがり第1号でもある。オルフェーヴル×アフリートアレックス×アンブライドルズソングなら、パワーを要する今の中山競馬場の芝コースは得意なはず。初の右回りに若干の不安は残るものの、将来性も含めて期待したい。

 将来性という意味ではエピファネイア産駒の○スカイグルーヴも注目の1頭だ。母アドマイヤセプターはドゥラメンテの全姉。自身も京阪杯2着馬で、スワンS3着馬。札幌2歳Sでも3着しているくらいだから早い時期からも活躍が期待できる血統だ。キャリア1戦でここを勝てば、一気にクラシックの有力候補へと躍り出る。

 同じエピファネイアを父に持つ▲ロールオブサンダーも有力候補だ、紫菊賞を逃げ切り、前走の京都2歳Sはプラス20キロの馬体重で逃げて3着だったが、デビュー戦は好位から力強く伸びた。祖母サウンドザビーチはダートグレード競走のTCK女王盃優勝馬。デビューから3戦いずれもコーナーを4回まわる競馬を経験しており、中山競馬場2000mコースを舞台に重賞初制覇を狙っている。

 明け3歳世代が好調なハーツクライ産駒の△キングオブドラゴンはアメリカズカップの半弟でもある。ここが試金石△ヒュッゲともども注目だ。最後にパワーを要するような馬場に実績がある△キムケンドリームも抑えたい。

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