明日行われる東海S(GII)には、連覇を目指すインティが武豊騎手で出走するなど16頭が出走を予定しています。今年は京都競馬場で行われるということで、昨年の中京開催時とは違った傾向が表れる可能性も十分。昨秋、京都ダート1800mで行われたみやこS(GIII)では差し馬の活躍が目立っただけに、どの馬を重視するか判断に迷うところです。
そんなときには、過去のデータから敗戦した条件を抽出して好走馬を導き出す「ケシウマ」のパーフェクト消去法に注目。先週行われた日経新春杯(GII)と京成杯(GIII)で1、2着馬を導いた5つの切り口のうち2つの条件を公開します。
【条件1】
前走で逃げた馬(ただし、「GI(JpnI)で5着以上、GII(JpnII)・GIII(JpnIII)で3着以上 or 京都ダ1800mで1着」を除く)[0-0-0-13] 複勝率0%
該当馬:アイファーイチオー、スマハマ
ダートの逃げ馬は下級条件では圧倒的な勝率を誇る一方、上級条件になればなるほど、他の逃げ馬と競合したり、マクりが入ったりして逃げづらくなる。前走でしっかりと好成績をあげているのであれば、京都なら逃げきることは可能だが、そうでないならば、ここでは静観したほうが良さそうだ。
(過去の主な該当馬:15年みやこS モンドクラッセ2人気7着、19年みやこS スマハマ2人気9着)
【条件2】
5歳以上で前走4角6番手以下のうち、前走が阪神or中山or中京競馬場ではない馬[0-0-0-32] 複勝率0%
該当馬:エアアルマス、ヒロブレイブ
差し馬であれば、やはり中山や中京、阪神の急坂を駆け上がるパワー、底力がないと、京都では届かずのケースが多い。成長力のある3、4歳ならいざ知らず、安定期に入った5歳以上の馬が前走から急上昇というケースは考えにくい。
(過去の主な該当馬:12年平安Sアドマイヤロイヤル2人気8着、19年みやこSアナザートゥルース4人気6着)
2つの条件で該当したのは2、3番人気が予想されるスマハマとエアアルマス。どちらも前走の位置取りと出走していたレースが関係しているとのことですが、「京都競馬場で開催される東海S」でどんな走りを見せるのか注目したいところです。
この他、「ケシウマ」では東海Sのパーフェクト消去法を公開中です。消去法はインティ連覇を導くのか、はたまた思わぬ伏兵を導くのか、消去法により残った馬を以下よりぜひご覧ください。