2月2日に東京競馬場で行われる根岸S(4歳上・GIII・ダ1400m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる4回の馬券絡みがゴールドアリュール。3回でプリサイスエンドが続き、2回がネオユニヴァース、エイシンサンディ、キングカメハメハ、Tapitとなっている。
Spring At Last産駒は「1-0-0-0」。昨年の勝ち馬コパノキッキングは2年連続での参戦となるが、連覇となれば03&02年サウスヴィグラス、98&97年ワシントンカラーに続いて3頭目となる。父は07年ゴドルフィンマイルと08年ドンHを制しており、1400〜1800mで活躍。また、同馬は伯父に05年函館2歳Sの勝ち馬モエレジーニアスがいる。
ロードカナロア産駒は初出走となるが、ミッキーワイルドが上位人気と目される。同馬は近親に07年フローラSの勝ち馬ベッラレイアなどがいる血統で、母ワイルドラズベリーも10年ローズS・2着の実績を持つ。なお、同産駒の同コース成績は「8-3-5-36」勝率15.4%・複勝率30.8%と非常に優秀。
プリサイスエンド産駒は「2-0-1-1」。17年カフジテイク、10年グロリアスノアと2頭の勝ち馬を出している。今年はカフジテイクが2年ぶりに出走を予定しているが、母の父スキャンも15年ワイドバッハ(2人気2着)、13年メイショウマシュウ(5人気1着)と好相性。東京ダート1400mでは「3-0-1-0」と底を見せていないだけに8歳でも侮れないか。
ヘニーヒューズ産駒は「1-0-0-1」。16年の勝ち馬モーニンは、根岸S、フェブラリーSと連勝を果たしている。同産駒からはワイドファラオが出走予定。同馬は初ダートとなった19年ユニコーンSを制しており、母のいとこに10年北海道スプリントCや09年カペラSの勝ち馬ミリオンディスクがいる血統からも距離短縮は歓迎だろう。