11日、東京競馬場で行われた京王杯2歳S(GII・芝1400m)は、松岡正海騎手騎乗の3番人気マイネルレーニア(牡2、栗東・西園正都厩舎)が、先団追走から直線に向くと、6番人気マイネルフォーグとの叩き合いをクビ差制して優勝した。勝ちタイムは1分22秒6(稍重)。さらに1/2馬身差の3着には11番人気アロマンシェスが入った。また、1番人気のゴールドアグリは後方から追い上げるもさらに2.1/2馬身差の4着に敗れている。
勝ったマイネルレーニアは、父グラスワンダー、母チェリーラブ(その父サクラユタカオー)という血統。デビュー戦は10着と大敗したが、2戦目で勝ち上がると、続くダリア賞(OP)も5馬身差で圧勝。1番人気に推された前走の新潟2歳S(GIII)は3着に敗れていたが、今回の勝利で重賞初制覇を飾った。通算成績5戦3勝(重賞1勝)。
鞍上の松岡正海騎手は、プリサイスマシーンで制したスワンS(GII)に続くJRA重賞制覇で今年2勝目(通算3勝)。管理する西園正都調教師は、タムロチェリーで制した01年阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)以来約5年ぶりの重賞制覇で、通算5勝目となった。