【フラワーC予想】無傷3連勝が懸かるミアマンテに期待/JRAレース展望

2020年03月20日 06:05

無傷2連勝中のミアマンテ(撮影:下野雄規)

 1986年まで中山競馬場芝1600m〜2000mで行われた3歳牝馬限定のオープン競走を実質的な前身とし、1987年から馬齢重量の重賞競走として創設。2001年からは別定重量で行われるようになった。

 比較的短い距離で行われることが多い牝馬限定の重賞・オープン競走にあって世代初の1800m戦。2010年の優勝馬オウケンサクラは桜花賞2着、同年3着サンテミリオンはフローラSを経てオークスを制したほか、阪神競馬場で行われた2011年は優勝馬トレンドハンターが桜花賞3着。近年では2018年2着トーセンブレスが桜花賞で4着となっている。その他、特徴的なのは2014年優勝馬バウンスシャッセ、あるいは2017年優勝馬ファンディーナが皐月賞へと向かったことか。2015年優勝馬アルビアーノは、桜花賞を見送ってNHKマイルCへと駒を進めている。

 新馬、ベゴニア賞を連勝中の◎ミアマンテは、キングカメハメハ産駒の小型馬。過去2戦はいずれも後方待機からジョッキーのゴーサインを受けると長く良い脚を使って、最後は加速して突き抜けた。脚質的には逃げ、先行馬が有利にレースを運べる中山芝1800m向きではないかもしれないが、これまでのレースで見せた自在性から、十分に対応できると判断した。

 トリッキーなコースを味方にできそうなのが、先行力があって器用な立ち回りができる○ポレンティアだ。前走のフェアリーSは久しぶりの影響かスタートで出遅れてしまったが、札幌のデビュー戦では好ダッシュからセンスを感じさせるレースぶりだった。目の前に迫ってきたクラシック戦線へむけて賞金を積み上げておきたいところだろう。

 まだ子供っぽさが抜けきれないものの、それでも牡馬相手に中距離戦で2連勝と潜在能力の高さを示しているのが▲シーズンズギフトだ。過去2戦は、最後の直線で内にモタれるなど操作性に問題を残しているが、ベテラン騎手の手綱さばきにも期待したい。

 良血△レッドルレーヴ、距離経験が豊かな△クリスティと、前走の内容が良かった△ショウナンハレルヤ。最後に母、祖母は3歳春のオープン特別を勝っている△キングスタイルの名前も挙げておきたい。

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