デアリングタクトの父エピファネイア(写真は2014年ジャパンC優勝時、撮影:下野雄規)
12日、阪神競馬場で行われた第80回桜花賞(3歳・牝・GI・芝1600m・1着賞金1億500万円)は、後方でレースを進めた松山弘平騎手騎乗の2番人気デアリングタクト(牝3、栗東・杉山晴紀厩舎)が、直線で外から脚を伸ばし、早め先頭で粘っていた1番人気レシステンシア(牝3、栗東・松下武士厩舎)をゴール前で捕らえ、これに1.1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分36秒1(重)。
【豆知識】
◆新種牡馬エピファネイアの産駒は重賞初制覇。GIは初出走初制覇。
◆生産者の長谷川牧場もGI初制覇。
◆一口馬主クラブのノルマンディーオーナーズクラブはGI初制覇。デアリングタクトは、2018年セレクトセールで1296万円(税込)で落札され、同クラブで総額1760万円(一口44000円)で募集された。
◆重賞初出走での桜花賞制覇は、1996年のファイトガリバー以来24年ぶり。キャリア3戦での桜花賞制覇は、1980年のハギノトップレディ以来40年ぶり。
◆重・不良馬場で行われた桜花賞は、キョウエイマーチが勝った1997年(不良)以来、23年ぶり。
◆1番人気レシステンシアが2着に敗れ、今年の3歳重賞で1番人気は15戦0勝(2着6回)。