【金沢スプリングC予想】 地元大将格ティモシーブルーか、JRA移籍馬か/NARレース展望

2020年04月28日 11:00

地元大将格のティモシーブルーは上位争い必至(撮影:谷口浩)

 4月28日、金沢競馬場で行われる重賞・金沢スプリングC(1900m)。地元馬同士の戦いに11頭が集結した。

 現在、金沢の中距離戦線の中心はティモシーブルー。昨春にJRAから移籍し、重賞2勝を挙げる。前走は直線の脚がジリッぽく、2、3着とはアタマ、アタマ差の接戦を制しての辛勝だったが、叩き2走目の今回は上積みが見込めるだろう。また、地元馬同士の重賞では2戦2勝。ここも確実に上位争いを繰り広げるはずだ。

 対するはJRA1勝クラスを勝ち上がったのち金沢に移籍してきたファストフラッシュ。移籍初戦の前走は逃げ切り勝ちで、1分49秒8(重)。馬場状態は異なるが、ティモシーブルーの前走タイム1分50秒2(稍重)と比較しても、ここは十分勝負になるだろう。JRAでのレースぶりから気持ちにスイッチが入りやすそうな印象を受けるが、勝負根性もありそうな馬。最内枠に逃げ馬・ムーンファーストがいることと、最初のコーナーまでが短い1900mというコースがどう影響するか。

 グルームアイランドは金沢で息の長い活躍を見せる。昨年12月も重賞・中日杯でティモシーブルーの2着で、ここでも上位争いに加わりそう。

 また、3歳時の昨年は地元のサラブレッド大賞典を7馬身差で圧勝し、ダービーグランプリ(盛岡)ではリンノレジェンドの2着と、“金沢の若手有望株”だったタンクティーエーも参戦。古馬重賞では苦戦を強いられているが、いずれも他地区に遠征してのもの。地元馬同士で見直したい。エムザックヒーローも同様に3歳時は重賞戦線で上位争いを繰り広げたが、古馬になってからはまだ2勝。このメンバーでどこまでやれるかだろう。

 金沢スプリングCは4月28日17時10分発走予定。

(文=大恵陽子)

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