【利家盃予想】中距離ならティモシーブルーで揺るがない/NARレース展望

2020年05月24日 11:00

金沢の中距離界の大将格ティモシーブルー(撮影:谷口浩)

 5月24日、金沢競馬場で第1回利家盃(2000m)が行われる。新設重賞の利家盃は4歳以上の地元馬による戦いで、6月23日に行われる地元重賞・百万石賞のトライアルにも位置付けられている。

 中心は何といってもティモシーブルーだろう。金沢の中距離界の大将格で、前走の重賞・金沢スプリングカップも完勝。距離が100m延びることで、最初のコーナーまでが長くなるぶん、レースはしやすくなりそう。地元馬同士であれば、ここは負けられないだろう。

 相手筆頭は前走でティモシーブルーの3着だったタンクティーエー。古馬重賞では初の馬券圏内となったが、3歳だった昨年はサラブレッド大賞典制覇にダービーグランプリ2着と、若手有望株と言われていただけあって、力を示した。2番手から残り600mで早め先頭に立ち、4コーナーでティモシーブルーに交わされた後も粘りに粘っての3着。ここも上位争い必至だろう。

 サノサマーは大井から移籍初戦の前走を勝利。大井ではオープン特別で5着までだったが、JRAでは5勝を挙げているだけに、移籍2戦目となるここでも期待したい。

 アイオブザタイガーは2歳時に金沢で重賞2勝。兵庫に移籍し、遠征した高知優駿では2着だった。しかし、その後は今年4月まで10カ月にわたる休養。休養明けはコンスタントに3戦をこなしているが4、4、3着と、力はあるものの体がまだ追いついていないのかもしれない。

 マルカンベルガーは金沢スプリングCであわや2、3着もあるかという勢いで差して4着。とはいえ、上がり3Fが速いわけではないので、前が早めに動いてバテたぶんもあるかもしれない。展開次第で上位に加わるかどうか。

 第1回利家盃は5月24日金沢9レース、17時15分発走予定。

(文:大恵陽子)

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