【京成盃GM予想】好メンバー揃いの南関古馬マイル重賞は配当妙味にも期待!

2020年06月16日 18:00

脚質に幅が出てきたベンテンコゾウの連覇なるか(撮影:高橋正和)

 6月17日(水)船橋競馬場で、マイル重賞京成盃グランドマイラーズが行われる。

 今年は例年以上に好メンバーが揃った印象。その中で私が最も注目しているのはベンテンコゾウ。昨年はスタートしてハナに立ってレースを進めると直線ではリードを広げての逃げ切り勝ち。船橋のマイルでは6戦して4勝、2着2回とベストの舞台で、最近は差す競馬もできるようになり脚質に幅も出てきて連覇目前。

 相手筆頭はリッカルド。中央から転入してきて重賞4連勝した実績はかなりのものだし、その後一時成績が低迷していたが、昨年の秋に復調してからは堅実な走りを見せている。9歳でも衰えは感じられず、休養明けを一度使った上積みも見込める今回ならVも可能。

 3番手評価はグレンツェント。前走の川崎マイラーズでは伏兵の一角だったが、見事な差し切り勝ちで転入後初勝利を挙げた。中央時代にはレパードS、東海Sで重賞勝ちがあり前走がフロックではないことは確か。今回は船橋コースも2度目で期待は十分。

 紅一点のサルサディオーネは牡馬相手に報知グランプリカップを勝っていることから力が通用することは証明済み。前走はハイペースで前に行った同馬にとっては厳しい展開となったが、直線の長い船橋コースなら前走のようなことにはならないはず。斤量54キロも魅力で、牡馬相手でも侮れない。

 最後に一頭挙げたいのはカジノフォンテン。古馬になってから初めての重賞となった前走は人気に推されながらも5着に敗れたが、サルサディオーネ同様展開がきつかったし悲観することはない。前回の大外枠から一転今回は内目の枠を引けたし、巻き返しのチャンスは十分ある。母はエンプレス杯を勝つなど、南関東で活躍したジーナフォンテンで血統背景からも注目したい。

 今回穴っぽい馬は挙げなかったが、人気が割れそうなメンバーなので、どの組み合わせで決まってもガチガチの馬券にはならず配当的に妙味があるとみている。

(文=「勝馬」記者・豊岡加奈子)

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