【函館スプリントS 血統データ分析】初出走の種牡馬が上位人気を形成、今後の動向にも注目

2020年06月18日 19:58

函館スプリントS 種牡馬データ

 21日に函館競馬場で行われる函館スプリントS(3歳上・GIII・芝1200m)について血統・種牡馬別に検証していく。

 過去10年で最多となる4回の馬券絡みがクロフネ。3回でマンハッタンカフェ、ファルブラヴが続き、2回がダイワメジャー、キングカメハメハとなっている。

 ダイワメジャー産駒は「1-0-1-3」。18年ナックビーナス(1人気3着)、16年ソルヴェイグ(12人気1着)、と2度の好走例は牝馬によるもので、牡馬は15年にコパノリチャードが1人気ながら14着と大敗を喫している。今年はメイショウショウブが出走予定。

 種牡馬として初出走を迎えるロードカナロアは、現役時に12年2着の好走実績を持つ。昨年は禁止薬物検出騒動でダノンスマッシュが競走除外になっており、産駒は改めて適性を問われることになる。今年は上位人気と目されるダイアトニックが出走予定。

 Shamardal産駒のライトオンキュー、First Samurai産駒のシヴァージは、Giant's Causewayの孫世代。いずれも函館芝1200m自体に初出走となる種牡馬ではあるが、昨年にアスターペガサス(父Giant's Causeway)が2着に好走していることで父系の適性を強調できそうだ。

 初出走となるFastnet Rock産駒からはフィアーノロマーノが出走予定。父は豪州を代表するスプリンターかつ名種牡馬でもあり、初出走となる芝1200m戦で新たな一面を見せられるだろうか(同産駒のコース成績は「0-1-1-4」勝率0.0%・複勝率33.3%)。

 連闘で挑むジョーマンデリンは初出走となるジョーカプチーノ産駒。父系祖父マンハッタンカフェの産駒は、18年ヒルノデイバロー(10人気2着)、14年ガルボ(8人気1着)、11年アンシェルブルー(2人気3着)、10年アーバニティ(3人気5着)、と抜群の相性を誇っていただけに、後継種牡馬として動向を注視したい(同産駒のコース成績は「4-1-0-9」勝率28.6%・複勝率35.7%)。

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