【スパーキングLC予想】昨年の覇者ファッショニスタが堅実も有力馬は力接近で混戦模様!/NARレース展望

2020年07月15日 11:00

前走に引き続きルメール騎手が手綱を取るメイクハッピー(撮影:高橋正和)

 1997年に創設された牝馬限定重賞で、今年で第24回を迎えるこのレースは、2011年にGRANDAM-JAPANの古馬シリーズに指定され、その第2戦として行われている。また川崎競馬場では4戦4勝などダート戦線で大活躍して砂の女王と異名を取るホクトベガを記念して、ホクトベガメモリアルと銘打たれている。今年は連覇を狙うファッショニスタを含め、10頭で争われる。

 ◎はメイクハッピー。

 3歳時から厩舎の期待も大きかった馬で、前走の下総Sを勝って待望のオープン入り。川崎は2歳時の全日本2歳優駿4着以来となるが、その当時よりも確実に力をつけているのは間違いない。先行力があり、前走で勝利に導いたルメール騎手が引き続き手綱を取るのも魅力。牝馬同士なら勝ち負けになっても不思議はない。

 ○に連覇を狙うファッショニスタ。

 昨年のこのレースを勝って以来勝利からは遠ざかっているが、大崩れしないタイプ。前走の栗東Sも牡馬に交じって3着と堅実で、馬券圏内には着実に入ってきそうだし、連覇の可能性も十分だ。

 ▲のサルサディオーネは、ハナを切ると最後まで渋太いタイプ。

 今回は単騎逃げに持ち込めそうなメンバー構成で、この馬には有理な展開になりそう。昨年は勝ち馬からは4馬身離されたが2着に逃げ粘っていて、今年もその時以上のレースが期待できそうだ。

 △はTCK女王盃3着、マリーンC2着と地方交流重賞でも堅実に走るメモリーコウ。

 もう1頭が、JRAで3勝を挙げて昨秋大井に転入してきたサラーブ。この組み合わせなら上位に食い込む余地はあるだろう。

 10頭と落ち着いた頭数ながら、能力が接近した牝馬たちが顔を揃えた。恐らくハナを切るであろうサルサディオーネを前に見ながら、どのような駆け引きが行われるのか。

 力の入る一戦となりそうなスパーキングレディーカップは、7月15日(水)、20時10分発走だ。

(文:佐々木祥恵)

新着ニュース

ニュースを探す

ご意見・ご要望

本サービスはより高機能なサービスの提供なども検討しております。お気づきの点がございましたらお気軽に下記フォームよりご意見をお願いいたします。

  • ご意見をご記入ください。

頂いたご意見には必ずスタッフが目を通します。個々のご意見に回答できかねますことを予めご了承ください。
また、連続して複数送信されると、受付できないことがあります。予めご了承ください。