8月2日に札幌競馬場で行われるクイーンS(3歳上・牝・GIII・芝1800m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、函館競馬場で代替開催された2013年はデータの集計対象外とした。
過去10年で最多となる4回の馬券絡みがゼンノロブロイ。3回でディープインパクトとキングカメハメハが続き、2回がジャングルポケット、フジキセキ、ステイゴールド、マンハッタンカフェとなっている。ただし、勝利数においてはディープインパクトとジャングルポケットが最多となる2勝を挙げており、ゼンノロブロイなどは勝ちあぐねていることも併せて覚えておきたい。
ディープインパクト産駒は「2-0-1-5」。19年ミッキーチャーム、14年キャトルフィーユの勝ち馬2頭ほか、14年3着スマートレイアー含め、3着以内に好走した3頭はいずれもヴィクトリアマイルからの臨戦だった。今年はオールフォーラヴ、コントラチェックの2頭が出走予定。
ルーラーシップ産駒は「0-0-0-1」。産駒としても初出走となった19年ウラヌスチャームは4着。今年は上位人気と目されるフェアリーポルカが出走を予定しているが、伯母に00年の勝ち馬トゥザヴィクトリー、いとこに17年2着・18年4着のトーセンビクトリーがいる血統背景を持つ。
ヴィクトワールピサ産駒は「0-1-0-1」。19年スカーレットカラーは5人気ながらクビ差2着の惜敗。一方で、17年パールコードは4人気10着と大敗を喫しており、人気自体は当てにしづらい印象だ。今年はスカーレットカラーが2年連続で好走を目論むほか、サムシングジャスト、レッドアネモスが出走予定。