前走ベストウォーリア賞を圧勝したスプレーモゲレイロ(写真は19年イルミネーションJS出走時、ユーザー提供:mailaさん)
現在ではホッカイドウ競馬でのみ行われている、2歳新馬/2歳未勝利での「JRA認定競走」。多くの皆さんに御認識いただいている通り、2歳新馬は「JRA認定フレッシュチャレンジ競走」、同未勝利は「JRA認定アタックチャレンジ競走」として施行されています。
番組編成の担当者さんによると、令和2年度シーズン(今季)は8月末までに最大施行可能レース数としてフレッシュチャレンジ「55競走」、アタックチャレンジ「35競走」が配分されているとのことですが、きょう19日(水)の開始前時点でフレッシュチャレンジ51競走、アタックチャレンジ32競走をすでに消化済み。残り5開催日(19・20・25・26・27日)で、フレッシュ「残り4競走」アタック「残り3競走」をすべて実施できる見込みとなっているそうです。
例年、デビュー戦である「フレッシュチャレンジ競走」は、いざ投票段階となった時点で回避馬が多く出てしまい「不成立」となるケース等も少なくないため、配分された最大可能数を満度までは施行できないシーズンが続いてきた経緯があります。が、今季はいよいよ、その「フル実施」を達成できそうな見込みになったとのことで、厩舎関係者の技術力アップであるとか、外国人厩務員の導入・拡充などマンパワー強化もあっての「門別トレセン全体の頑張り」を実感する話題の一つと言えるのかもしれません。
きょう19日は第3競走にJRA認定フレッシュチャレンジ競走(1100m外回り、8頭。発走15時30分)が編成されていますが、門別・川崎・園田で計13勝を挙げているハヤブサザムライ(父サウスヴィグラス)の半弟スティールストーム(父シニスターミニスター)や、大種牡馬サウスヴィグラスの産駒最終世代の一頭ノルトクリーガーらが待望のデビュー戦を迎えます。早いもので、今季もあっという間に残り4競走となってしまった「JRA認定フレッシュチャレンジ競走(2歳新馬)」に、あらためて御注目いただければ幸いです。
その後、今夜のメイン(最終)12Rでは、JBC協会協賛のスタリオンシリーズ「ヴィットリオドーロ賞」(B3-2〜B4-1組、1700m外回り)が行われます。前走、格上挑戦のB4下特別を快勝した3歳の上がり馬グレイトダージー、同じく前走格上挑戦のB3下特別を圧勝したスプレーモゲレイロ、B3級では屈指の安定株ベストダンスやインディーズルアーらが出走。8頭立てながら大半が近走好調馬で、非常に興味深いレースとなりそうです。20時35分ゲートインです、お楽しみに!
(文:ひだか応援隊)