盛岡芝で2連勝中のマツリダスティール(写真提供:岩手県競馬組合)
今年度最初の2歳馬によるダート重賞で、1400mの距離で行われる。1着から3着に入った馬に、若駒賞への優先出走権が付与される。第38回を迎える今年は、新馬、重賞と芝のレースで2連勝中のマツリダスティールら11頭で争われる。
◎はマツリダスティール。新馬、若鮎賞と芝で2戦2勝。前走はスタートして行き脚がつかず最後方からの競馬となったが、途中外めを回って進出し、直線では力強い走りでゴールデンヒーラーをゴールでアタマ差とらえる強い競馬を見せた。母の父がクロフネだし、豪快なフットワークからもダート替わりも問題ないだろう。ここは3連勝に期待したい。
〇にマツリダスティールと同厩舎のリュウノシンゲン。デビューからダートで2連勝後に芝の若鮎賞に駒を進め、1、2着馬から離されたものの3着と力のあるところを見せた。ダートに戻るのはプラスだし、2走前に今回と同じ条件で勝っているのも心強い。
▲はスターサーバル。ホッカイドウ競馬からの転入初戦の前走の若鮎賞は初めての芝で、さらには大外枠からの逃げで気負い気味に走っていたように見えた。走り慣れたダートで、改めて見直したい。
△はポップディーヴァ。ホッカイドウ競馬から転入初戦になるが、これまで戦ってきた相手が結構強く、ここでも即通用しても不思議ではない。
初ダートのマツリダスティールや、芝からダートに戻って真価を発揮しそうなリュウノシンゲンやスターサーバルらがどのような戦いを繰り広げるのか。注目のビギナーズカップは、9月5日(土)、17時10分発走。
(文:佐々木祥恵)