「セントライト記念・G2」(21日、中山)
 得意の舞台で巻き返す。ダービーで11着に敗れた
サトノフラッグが17日、美浦Wで切れのある動きを披露。新パートナーの戸崎圭を背に、
ブルメンダール(2歳新馬)と併入、
ウエスタンエポナ(2歳未勝利)に4馬身先着した。
 刻んだタイムは5F66秒0-37秒3-12秒2。2週続けて追い切りに騎乗した鞍上は「先週の段階で変わりそうだと思っていたけど、実際、先週よりも良くなっていた」と手応えをつかむ。国枝師も「十分に仕上がっている」と態勢面に抜かりはないことを強調した。
 皐月賞5着、ダービー11着と春はひと息。師は「皐月賞は思ったほどしまいの脚を使えなかったし、ダービーは自分の競馬ができなかった」と振り返る。ただ、この2戦がこの馬の能力の全てではない。そう思っているからこそ、この秋に懸ける気持ちは強い。
 「菊花賞へ自信を持って行けるような競馬を」と指揮官は気合十分。弥生賞ディープインパクト記念を制した中山でVをつかみ、
コントレイルに挑戦状をたたきつける。