17日、中山競馬場で行われた6R・2歳新馬(芝1600m)は、横山典弘騎手騎乗の3番人気ナイキアプロード(牡2、美浦・古賀史生厩舎)が、後方待機から直線は外から鋭い脚を見せ、先行集団をあっさり交わし、13番人気タイフーンクラスに1.1/2馬身差をつけて優勝した。さらにアタマ差の3着に5番人気ボストンクエストが入った。勝ちタイムは1分36秒6(良)。アインブライドの半弟で、1番人気に推されたウイングオブゴッドは12着に敗れた。
勝ったナイキアプロードは父Orientate(その父Mt.Livermore)、母Pascali(その父Great Above)という血統の米国産馬。今年4月のキーンランド2歳トレーニングセールにて、17万5000ドル(約2000万円)で落札されていた。
父Orientateは02年のBCスプリント(米G1)を勝ち、同年の米チャンピオンスプリンターに選ばれた馬。現2歳が初年度産駒で、日本ではアルシラート(牡2、栗東・森秀行厩舎)に続き2頭目の勝ち馬となった。