地元馬同士の一戦ならアイルビーゼアが主役(撮影:稲葉訓也)
本日15日、園田競馬場で地元2歳馬による重賞・兵庫若駒賞(1400m)が行われる。今年で13回目と歴史はまだ浅いが、歴代優勝馬には全国に遠征し活躍したオオエライジン、2016年レディスプレリュードJpnIIで2着同着だったトーコーヴィーナス、西日本ダービー馬マイタイザンなど兵庫を代表する名馬が名を連ねる。
今年の主役はアイルビーゼア。門別で未勝利戦を勝ったのち、今夏に兵庫へ移籍。2走前に移籍初戦を勝った時には幼さを感じさせる走りだったが、前走の重賞・園田プリンセスCは強い相手に揉まれてしっかりと走りきった印象。勝ち馬ラジアントエンティ(北海道)が逃げる直後につけ、4コーナーでは差を詰めるも、直線では再び離されて5馬身差の2着だったが、再び地元馬同士の一戦に戻るここは中心となるだろう。
ツムタイザンはデビュー戦、JRA認定戦と2連勝中。820m→1230mと徐々に距離を延ばして、今回が初の1400mだ。前走は逃げ馬の後ろで序盤、少し行きたがるような素振りを見せており、キャリアの浅さも含めてここでどういったレースができるか。前走通り走れれば、ここでも上位争いだろう。
フセノチェリーはデビューから2連勝ののち、前走・園田プリンセスCで4着。前が残る展開を、中団やや後方から追い込んできた。上がり3Fは勝ち馬に次ぐタイムで、こちらも地元馬同士なら上位に加わるだろう。
前走・JRA認定戦で大外枠から好ダッシュで逃げて2着だったマルカフォルトゥナにも注目。
重賞・兵庫若駒賞は10月15日園田11R、15時55分発走予定。
(文:大恵陽子)