【海外競馬】英G1出走馬入れ替わりの裁定決まる ディープ産駒スノーフォールは8着に、失格にはならず

2020年10月24日 11:24

 現地時間9日にイギリスのニューマーケット競馬場で行われたフィリーズマイル(2歳牝・G1・芝1600m・10頭立て)で出走馬が入れ替わっていた問題で、BHA(英国競馬統括機構)は23日、入れ替わっていたマザーアースを3着、スノーフォールを8着として認める裁定を発表した。

 マザーアースとスノーフォールは、アイルランドのエイダン・オブライエン厩舎の所属馬。ともに鹿毛で、馬主(D.スミス氏ら)も同じ。

 J.ドイル騎手騎乗のスノーフォールが3位に入線、W.ビュイック騎手騎乗のマザーアースが8位に入線したと思われたが、2頭のゼッケンと騎乗騎手が入れ替わっていたことがレース後の同日中に判明。今回の裁定決定まではスノーフォールが3着として扱われていたが、この着順が入れ替わることとなる。

 2頭については失格の可能性が報じられていたが、2頭ともレースの出走馬であり斤量の誤りもないことから、現行の規則では失格にはあたらないとのこと。しかし今回のケースを受けて、規則の改定は検討されるとしている。

 なお、コーラル、ラドブロークス、ベットウェイなど欧州大手ブックメーカーは、スノーフォールとマザーアースの両馬を3着扱いとして、馬券の払い戻しを実施している。

 スノーフォールは父ディープインパクト、母ベストインザワールド、その父Galileo。伯母に2016年の凱旋門賞馬ファウンドがいる血統。日本のノーザンファームの生産馬。

 マザーアースは父Zoffany、母Many Colours、その父Green Desertという血統のアイルランド産馬。JRA1勝のトリリオネアが半兄にあたる。

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