28日に阪神競馬場で行われる京都2歳S(2歳・GIII・芝2000m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、今年は開催日割の変更に伴い阪神芝2000mにて施行されるため、2019年以降の当該コース成績をデータの集計対象とした。
キズナ産駒は「4-4-2-20」。ハギノエスペラントが2歳コースレコードを保持するほか、20年若葉Sではキメラヴェリテが初めての芝戦ながら10人気2着と大健闘。なお、父キズナ自身は14年産経大阪杯を制するなど、阪神芝2000mでは「1-1-1-0」という成績を残した。同産駒からはバスラットレオンが出走予定。
オルフェーヴル産駒は「5-2-5-28」。今年の大阪杯をラッキーライラックが制したことは記憶に新しいが、19年マーメイドS勝ち馬サラスなども挙げられる。通算でも牡馬「1-4-5-21」、牝馬「6-2-3-24」と牝馬の活躍が目立つことも特徴と言えるだろう。同産駒からはラーゴムが出走予定。
ルーラーシップ産駒は「3-8-5-33」。いくらか勝ちあぐねる印象は強いものの、19年大阪杯ではキセキが2人気2着、19年鳴尾記念ではメールドグラースが1人気1着と上位人気馬は重賞でも堅実に駆けている。同産駒からはダノンドリーマー、ワンダフルタウンの2頭が出走予定。
キングカメハメハ産駒は「5-5-4-22」。20年鳴尾記念でレッドジェニアルが4人気3着、先週行われたアンドロメダSでクラージュゲリエが4人気2着。通算では重賞6勝のコース実績を持つ一方で、そのすべてがGIII戦でもある。同産駒からはグロリアムンディが出走予定。