10日に中京競馬場で行われるシンザン記念(3歳・GIII・芝1600m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、今年は開催日割りの変更に伴い中京芝1600mにて施行されるため、2020年以降の当該コース成績をデータの集計対象とした。
キングカメハメハ産駒は「2-2-1-6」。3着以内に好走した5頭のうち2頭が2歳限定、残る3頭のうち2頭が3歳限定で、世代限定戦では「2-1-1-0」と抜群の安定感を誇り、直近では野路菊Sを
ホウオウアマゾンが制している。同産駒は上位人気と目される
ククナが出走予定。
キズナ産駒は「2-1-3-7」。好走馬の内訳を見てみると、平場戦「0-0-2-7」、特別戦「2-1-1-0」とクラスの格が高いレースほど存在感を示しており、中京で振替開催された野路菊Sにおいても出走した2頭(2着
ダディーズビビッド、3着
フラーズダルム)が揃って好走していた。同産駒からは
ダディーズビビッド、
バスラットレオンの2頭が出走予定。
ハーツクライ産駒は「5-1-2-11」。2020年以降では
ロードカナロアと並ぶ最多タイの5勝を挙げており、先日行われた京都金杯でも
シュリが重賞初挑戦ながら5着と健闘していた。同産駒からは
レゾンドゥスリールが出走予定。
モーリス産駒は「0-3-2-4」。勝ち星こそないものの複勝率55.6%と高い数値を記録していることが特徴で、3着以内に好走した5頭すべてが社台系の生産馬でもある。同産駒からは
カスティーリャ、
ピクシーナイト、
ルークズネストの3頭が出走予定。