21日に東京競馬場で行われるフェブラリーステークス(4歳上・GI・ダ1600m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる8回の馬券絡みがゴールドアリュール。次点で3回のキングカメハメハ、2回でトワイニング、マジェスティックウォリアー、シニスターミニスター、ブライアンズタイム、カリズマティックが続く。ただし、リピーターの活躍も目立つため、別馬で複数回の好走実績を持つ種牡馬はゴールドアリュール、キングカメハメハ、ブライアンズタイムの3頭となる。
ゴールドアリュール産駒は「3-4-1-12」。14・15年とコパノリッキーが史上初の連覇を達成するほか、17年ゴールドドリーム、データ集計期間外にも10年エスポワールシチーが勝ち馬として名を連ねている。なお、ゴールドアリュール自身も中山で代替開催された03年フェブラリーSの勝ち馬だ。今年は昨年3着のサンライズノヴァが出走予定。
また、今年はゴールドアリュールの後継種牡馬スマートファルコンの産駒が初出走となりそう。福島民友C、ベテルギウスS、東海Sと3連勝の勢いに乗るオーヴェルニュほか、タイサイ(除外対象)が特別登録。
ロードカナロア産駒は「0-0-0-1」。産駒の出走例は20年ミッキーワイルド(12人気16着)に限られる。なお、父系祖父キングカメハメハは勝ち馬こそ出せていないものの3頭が好走。Kingmambo系という括りで見れば08年にヴァーミリアン(父エルコンドルパサー)が勝利している。今年は根岸Sで重賞初制覇を飾ったレッドルゼルが出走予定。
初出走となるAmerican Pharoah産駒はカフェファラオが上位人気と目される。同馬は20年ユニコーンSをレコード勝ちするなど東京ダート1600mでは2戦2勝。同産駒は下級条件を含めたコース成績でも「4-1-0-4」連対率55.6%を高い数値を記録している。