28日、京都競馬場で行われた2R・3歳未勝利(ダート1800m)は、岩田康誠騎手騎乗の3番人気アドマイヤマジン(牡3、栗東・松田博資厩舎)が先手をとると、1番人気ジョーモルデューの追撃を2馬身抑え逃げ切った。勝ちタイムは1分54秒7(良)。さらに1/2馬身差の3着に2番人気ベンケイが入った。
勝ったアドマイヤマジンは父フジキセキ、母マイワイルドローズ(その父Wild Again)という血統。9月2日にデビュー(札幌・芝1800m)し3着後、前走1月3日、約4か月ぶりの未勝利(京都・ダート1800m)でも3着し、ここに臨んでいた。通算成績3戦1勝。
本馬の馬主は、横浜ベイスターズやシアトル・マリナーズで「大魔神」の愛称で投手として活躍した佐々木主浩氏。前回までは近藤利一氏の名義だったが、佐々木氏が12月に馬主資格を所得し、今回から近藤氏との共有、佐々木氏の名義となっていた。佐々木氏は、地方ではミスターフォーク(牡3、北海道・桑原義光厩舎)が昨年の11月9日に勝利を挙げているが、JRAでの所有馬は本馬が初めてで初勝利となった。