ジャングルポケットが死亡 2001年のダービー馬、ジャパンCではテイエムオペラオーを破る

2021年03月02日 14:25

2001年の日本ダービー、ジャパンCを制したジャングルポケット(撮影:下野雄規)

 2001年の日本ダービー(GI)などを制したジャングルポケット(牡23)が、繋養先である北海道沙流郡日高町のブリーダーズスタリオンステーションで死亡したことがわかった。同馬は昨年の種牡馬引退後も同牧場で余生を過ごしていた。

 ジャングルポケットは父トニービン、母ダンスチャーマー、その父Nureyevという血統。2000年9月に栗東・渡辺栄厩舎からデビュー。3歳新馬戦(当時の馬齢表記)で初陣を飾り、2戦目の札幌3歳S(GIII)で重賞初制覇を果たした。翌2001年は共同通信杯(GIII)を勝利。三冠初戦の皐月賞(GI)はアグネスタキオンの3着となったが、続く日本ダービー(GI)を1番人気に応えて優勝、鞍上の角田晃一騎手(現調教師)は牡馬クラシック初勝利となった。

 その後の札幌記念(GII)、菊花賞(GI)では敗れたが、O.ペリエ騎手との初コンビで臨んだジャパンC(GI)では前年8戦8勝で年度代表馬となっていたGI・7勝のテイエムオペラオーを差し切り優勝。2001年のJRA賞年度代表馬、最優秀3歳牡馬に輝いた。

 その後は勝ち星を挙げることはできなかったが、武豊騎手とコンビを組んだ2002年天皇賞・春(GI)2着などの成績を残し、同年の有馬記念(GI、7着)を最後に現役を引退した。通算成績は13戦5勝。

 種牡馬としては牝馬GI・2勝のトールポピー、2008年の菊花賞馬オウケンブルースリ、2009年のエリザベス女王杯を逃げ切ったクィーンスプマンテ、2010年の天皇賞・春を制したジャガーメイル、2011年の秋華賞馬アヴェンチュラ、同年の天皇賞・秋をレコードで勝利したトーセンジョーダン、2014年の全日本2歳優駿覇者ディアドムス、2016年のJBCクラシック勝利のアウォーディーらの父となった。

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