【フラワーC展望】世代最初の牝馬中距離重賞、あの馬に期待したい

2021年03月16日 06:00

3歳重賞に強い血統のルースに期待(撮影:下野雄規)

 フラワーCの勝ち馬が桜花賞に出走したのは、最近では12年のオメガハートランドが最後。近年の勝ち馬はオークスや皐月賞など中距離路線に挑戦していくケースが多い。桜花賞への最終便というより、中距離志向が強い牝馬のための3歳最初の目標レースという位置付けになっている。

1.先行スピードが勝利の条件

 阪神開催だった11年と重馬場だった12年を除く過去8年、勝ち馬の4コーナー通過順位は新しい方から順に「2・1・4・2・1・1・4・3」。2着には差し馬が届くケースが多いのだが、勝ち馬に関しては、4コーナーで先団に取り付いていることが必須条件だと言える。

2.大型馬が活躍

 阪神開催だった11年を除く過去9年、馬体重が480kg以上だった馬は[5-2-2-14]で複勝率39.1%と好成績。対して、馬体重459kg以下だった馬は[2-6-3-75]で複勝率12.8%。馬格に恵まれたタイプが中心となる。

3.前走重賞組に妙味なし

 過去9年、前走が重賞だった馬は[1-3-0-24]で複勝率は14.3%。複勝回収率は37%しかない。対して、前走が新馬・未勝利・1勝クラスだった馬は[8-7-8-73]で複勝率24.0%と上々。前走が重賞だった馬にはあまり妙味がない。

 ドゥラメンテ産駒ルースに期待。デビューから右回りでは崩れておらず、前走は今回と同条件のデイジー賞を先行押し切りV。ヤマカツエース、ヤマカツグレース、ヤマカツマーメイドときょうだいに3歳重賞好走馬が多い血統であるし、再度牝馬限定戦なら勝ち負けに持ち込めて良いだろう。

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