11日、福山競馬場で行われた椿賞(4歳上、ダート1800m、1着賞金105万円)は、渡辺博文騎手騎乗の1番人気
アブソルートウイン(牝4、福山・吉井勝宏厩舎)が、スタートから先頭を奪うと、後方から追い上げた3番人気
チアズボニートに1馬身差をつけて逃げ切った。勝ちタイムは2分00秒6(良)。さらに1.1/2馬身差の3着には4番人気
ハヤザキが入った。
勝った
アブソルートウインは父シャンハイ、母カバリロゼリー(その父イルドブルボン)という血統。05年9月に北海道・田中正二厩舎からデビューし、2戦目で初勝利を挙げる。ホッカイドウ競馬で5戦した後、佐賀・土井道隆厩舎に移籍。移籍3戦目の花吹雪賞(ダート1800m)で重賞初制覇し、船橋・川島正行厩舎も経て(南関東2勝)06年10月には現厩舎に3度目の移籍。今年に入ってから、葉ぼたん賞(ダート1800m)、前走の水仙特別(ダート1800m)を連勝しており、1年1か月ぶりの重賞制覇を3連勝で飾った。通算成績21戦9勝(重賞2勝)。
なお、同レースは昨年から福山競馬にサラブレッドが導入されると同時に新設された競走で、重賞となった2回目の今回が福山競馬初のサラブレッド古馬重賞となった。なお、2歳重賞は昨年11月26日に
ヤングヒーロー(勝ち馬
スターゴールド)が行われている。