3日のメイン(最終)12Rは伝統の古馬2000m重賞「第58回赤レンガ記念H2」です。昨夏JRAオープンから南関東を経て転入し、4戦4連勝で一気に頂点「道営記念H1」を制した
クインズサターンが、前走の今季初戦「第11回
コスモバルク記念(1800m外回り)」に次いで重賞2連勝を決めるかに注目が集まりそうです。
その前走時はシーズン初戦ながら、管理する安田武広師が「もちろん余裕を持たせながらですけど、調教量は足りてますし息もできていますよ」と語っていた通り、序盤は離れた後方追走も3コーナーから馬なりでグイグイと差を詰めていくと、直線は他馬と次元の異なる末脚であっという間に交わし去って圧勝。鞍上の落合玄太騎手も3コーナーの動き出しの時点で勝てると思ったとインタビューで述べた通り、まさに“役者が違う”と言わんばかりの走りでした。
臨戦過程から同馬の状態面は「前進あって後退なし」と言えるものでしょうし、1ハロン延長の2000mも一昨年秋「JBCクラシックJpnI(浦和)」4着や、昨秋「道営記念H1」圧勝で非常に高い適性を見せていて何の不安もない印象。さらに斤量も前走「58キロ」だったのが、今回「57キロ」で走れるのも有利な材料には違いなく、大きなアク
シデントさえなければ、ここも“勝ちっぷりに注目”という見方を採るファンの皆さんが大多数なのではないでしょうか。
出走頭数は7頭に留まりましたが、顔ぶれをみれば「少数精鋭」と評して良さそう。一昨年秋に3歳で道営記念H1を逃げ切った
リンノレジェンドに、2017年の道営記念H1勝ち馬でこのレース前年覇者でもある
ステージインパクト、JRAオープンから転入2戦目で1ハロンの距離延長ならさらに上昇必至の
テーオーフォース、距離延長は確実にプラスに働くだろう
クラキングス、
グランシュマン。王者
クインズサターン&若武者・落合玄太騎手のコンビを慌てさせられるようなレース運びをする人馬はどれなのか、大いに注目したい一戦です。
「第58回赤レンガ記念H2」の発走時刻は20時40分です。お見逃しなく!
(文:ひだか応援隊)