【門別競馬情報】能検&デビュー戦で圧巻パフォーマンス「シャルフジン」ら期待馬14頭が集結!“日本一早い2歳重賞”を制するのは?「第46回栄冠賞H2」 /地方競馬情報

2021年06月24日 11:30

デビュー2連勝中のラブミードールなど好メンバーが出走予定(撮影:田中哲実)

 6月20日(日)高知優駿を以て、国内すべての平地競馬(中央、地方/北海道・岩手・南関東・石川・東海・兵庫・高知・佐賀)の「ダービー馬」が決まったわけですが、そのわずか4日後、きょう24日(木)の門別メイン(最終)12Rで「2019年生まれ世代」最初の2歳重賞「第46回栄冠賞H2/1200m外回り。発走20時40分」が行われます。

 1着馬は、7月17日(土)に行われるJRAでは最初の2歳重賞「函館2歳ステークスGIII」への出走資格を満たすということで、その点でも大いに注目される一戦でしょう。

 この栄冠賞、古くは、翌年道営史上初の3歳(当時の数え方では「4歳」)三冠馬となったトヨクラダイオー(第5回)や、後に自らが産んだモミジイレブンが史上2頭目の三冠馬に輝いた牝馬モミジビューティー(第7回)が勝利したのをはじめ、1987年の第12回では後に道営・南関東で大活躍のフレアリングマズルを産んだ牝馬ヤマノフレアリングが優勝。

 さらに1993年の第18回は、後に史上4頭目&牝馬では史上初の道営三冠馬となる愛娘クラキンコを出したクラシャトルが勝ち、1998年の第23回をレコード(旭川1000m=59秒9)で駆け抜けたオリオンザサンクスは翌年、南関東3歳“変則三冠(第44回羽田盃・第45回東京ダービー・第1回ジャパンダートダービー。第36回東京王冠賞のみ3着)”を達成。

 大活躍馬輩出の系譜はまだまだ続き、1999年Vのエンゼルカロは次戦でJRA函館の2歳オープン「ラベンダー賞」を制し、勢いそのままに地方馬初となる「函館2歳ステークスGIII」制覇も成し遂げました。2008年の第33回は翌年南関東「3歳牝馬二冠」を達成するネフェルメモリーが勝ち、2010年の第35回は牝馬ではロジータ以来の羽田盃&東京ダービー「二冠」達成クラーベセクレタがデビュー2連勝でV。最近では2017年、後にJRAに移籍しオープンまで出世、現在は金沢に移籍しているサザンヴィグラスが勝利しています。

 ここ迄かなり長くなってしまいましたが、これだけ多くの「将来のビッグスター」やその母馬らが勝利してきた“最も注目すべき登竜門”であることを、何としてもお伝えしたかったということで何とぞお赦しください…。とにかく、その勝ち馬の将来を次代に亘ってまで注目していただきたいのが、この「栄冠賞H2」なのです。

 今年も精鋭14頭が出走予定。それぞれの時計や勝ちっぷりをみる限り、近年では屈指のハイレベルと言っても良さそうなメンバー構成となりました。能検(800m=稍重)を47秒7という超抜時計でぶっちぎり、5月13日の新馬戦(JRA認定フレッシュチャレンジ1100m)も1分06秒9の好時計で9馬身差圧勝のシャルフジンはじめ、同じ1100mのフレッシュで1分06秒7のレコードを叩き出したモーニングショー、新馬からいずれも好内容でデビュー2連勝のコパノリッキー牝駒ラブミードール。さらには1000mのフレッシュで素晴らしい瞬発力を発揮したプライルード、その他の出走馬もほぼ全馬が高水準のパフォーマンスで駒を進めてきた面々ということで、非常にハイレベルな「日本一早い2歳重賞」となりそうです。

 第46回栄冠賞(JBC協会協賛スタリオンシリーズ馬主賞「モズアスコット賞」)の発走時刻は20時40分です。お見逃しなく!

(文:ひだか応援隊)

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