今年のセレクトセールでは最終世代4頭が上場されるディープインパクト(写真は社台SSにて、ユーザー提供:阪神優勝!さん)
2021年7月12、13日の2日間、北海道苫小牧のノーザンホースパークで行われる日本最大のセリ市・セレクトセール。その注目馬を紹介する。
上場番号248:
スイープトウショウの2020(牡)
父ディープインパクト、母スイープトウショウ、その父エンドスウィープという血統。誕生日は2020年2月27日、生産牧場はノーザン
ファーム、飼養者はノーザン
ファームYearling。
母スイープトウショウはJRAで24戦8勝。牡馬相手に勝利した宝塚記念(GI・芝2200m)の印象が最も強いが、
アドマイヤグルーヴの3連覇を阻止したエリザベス女王杯(GI・芝2200m)や秋華賞(GI・芝2000m)などGI・3勝を挙げた女傑。
全兄はここまで2頭。
レガッタは2013年セレクトセールで1億500万円(税込)で落札、
スイーズドリームスは2020年6月7日のストークSを制しオープンクラス入りを果たした。半姉
クリーンスイープは7月11日の福島7Rで圧倒的人気に応え2勝目を上げ母譲りの末脚を見せている。
スイープセレリタスも昨年5月に3勝クラスを卒業しオープンクラスまで出世。近年の
スイープトウショウ産駒の成績が上がってきている所に満を持してのディープインパクト産駒。
ロジャーバローズ、
ワールドプレミア、
ラヴズオンリーユーや
サトノダイヤモンドなどここまで数々のディープインパクト産駒が取引されてきたが、上場されるのも今年が最後。セレクトセールに上場される最後のディープインパクト産駒ということで、セリの価格だけでなく誰が落札するか、も大きな注目となるだろう。