2008年に“変則二冠”を達成したディープスカイ(ユーザー提供:びーすけさん)
引退馬協会事務局は21日、『ナイスネイチャ・33歳のバースデードネーション』による3頭目の受け入れ馬が、ディープスカイに決定したことを発表した。
ディープスカイは父アグネスタキオン、母アビ、母の父Chief's Crownという血統。現役時代はJRA・栗東の昆貢厩舎に所属。
初勝利までには6戦を要したが、その3戦後、2008年の毎日杯(GIII)で重賞初制覇。さらに続くNHKマイル(GI)、日本ダービー(GI)も連勝。“変則二冠”に加え、鞍上の四位洋文騎手は前年のウオッカに続く、騎手史上2人目のダービー連覇を達成した。
その後は2008年の神戸新聞杯(GII)を最後に勝ち星はあげられなかったものの、ウオッカやダイワスカーレットなど日本競馬史に残る名牝・名馬たちと熱戦を繰り広げた。
2009年に現役を引退し、翌年から種牡馬入り。産駒には芝ダートで重賞を制したクリンチャー、2017年アンタレスS(GIII)覇者モルトベーネなどがいる。
現在のけい養先はイーストスタッド。健康診断と去勢手術を行ったうえ、秋に受け入れ先の施設に移動する予定。最終けい養先は決定次第、発表されるとのこと。
『ナイスネイチャ・33歳のバースデードネーション』では先に、繁殖馬を引退したマンダララとサマーナイトシティが、引退馬協会の受け入れ馬となることが発表されている。
※現在イーストスタッドでは新型コロナ感染症拡大防止のため、見学者の受け入れをしておりません。問い合わせ等も施設側の負担になりますので、ご遠慮くださいますようお願いいたします。
(認定NPO法人引退馬協会のホームページより)