今年のグッドウッドCを制したトゥルーシャンとH.ドイル騎手 (C)racingfotos.com
現地時間27日、イギリスのグッドウッド競馬場でG1・グッドウッドカップ(3歳上・芝3200m・8頭立て)が行われた。
最後の直線では全馬が荒れた内を避け、外へ回る展開。道中は好位を進んだ1番人気トゥルーシャン(Trueshan、セ5、H.ドイル騎手)は、直線に向いたところで逃げ馬をかわし、外ラチ沿いから先頭へ。
中団から前を追った最低人気アウェイヒーゴーズ(セ5、J.クローリー騎手)が食い下がるも、ラスト200m過ぎからこれを突き放し、3.3/4馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは3分37秒05(重)。
このレース4連覇中だったストラディバリウス(牡7)、人気の一角に推されていたスパニッシュミッション(牡5)は馬場状態を嫌い、出走を取り消した。
トゥルーシャンは、父がデインヒル系のPlanteur、母Shao Line、母の父General Holmeという血統。
昨年の英チャンピオンズロングディスタンスC(英G2)に続く重賞2勝目で、G1は初出走初制覇。通算成績は14戦8勝。
管理するイギリスのアラン・キング調教師にとっても、これがG1初制覇。鞍上のホリー・ドイル騎手は昨年の英チャンピオンズスプリントSに続くG1・2勝目となった。