8日に新潟競馬場で行われるレパードS(3歳・GIII・ダート1800m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる4回の馬券絡みがキングカメハメハ。3回でパイロ、ヘニーヒューズ、ゴールドアリュールが続き、2回がゼンノロブロイ、ネオユニヴァース、Bernardiniとなっている。
ネオユニヴァース産駒は[1-1-0-2]。11年2着タカオノボル、16年1着グレンツェント、好走した2頭はともに3勝馬で、勝ったグレンツェントにおいては伏竜S・2着、青竜S・1着、ユニコーンS・3着とオープンでも申し分のない実績を残していた。今年の該当馬であるメイショウムラクモもダートで3勝を挙げており、伏竜S・2着の実績はグレンツェントを彷彿とさせるものがある。
キングカメハメハ産駒は[2-1-1-5]。通算でも唯一2勝を挙げている種牡馬となり、12年ホッコータルマエ、19年ハヤヤッコが勝ち馬として名を連ねている。なお、後者の勝利は白毛馬として世界初となる平地国際グレード競走制覇の偉業でもあった。今年はディールクルム(抽選対象)が該当。
また、キングカメハメハの孫世代にあたるホッコーハナミチ(父ホッコータルマエ)、ルコルセール(父ロードカナロア)の2頭は3勝馬のため抽選なしで出走可能。どちらも初出走の種牡馬の産駒となるが、前者は父子制覇がかかった一戦としても注目される。
パイロ産駒は[1-1-1-2]。昨年は7人気のケンシンコウがレコードタイムで逃げ切るほか、3着にも5人気のブランクチェックが入線して波乱を演出。19年2着デルマルーヴルも勝ち馬とはクビ差の接戦だったため、近年の傾向からは無視できない種牡馬と言えるだろう。今年はタイセイアゲイン(抽選対象)が特別登録。