ドゥラメンテの甥ホウオウプレミアがC.ルメール騎手でデビュー/関東馬メイクデビュー情報

2021年08月09日 18:00

C.ルメール騎手騎乗でデビュー予定のホウオウプレミア

 東京五輪が幕を閉じ、今週からは3場開催に戻る。北海道シリーズは札幌が開幕。頭数自体は多くなさそうだが、GI馬の妹やセレクトセールの高額馬がスタンバイしている。

 一方の新潟は開催替わり。3鞍のメイクデビューが組まれており、こちらは東西から多くの頭数が集まりそうだ。

【8月14日(土) 札幌芝1500m】
◆リンクスルーファス(牝、父ヘニーヒューズ、母ランニングボブキャッツ、美浦・手塚貴久厩舎)

 アジアエクスプレス(朝日杯FS、レパードS)、レピアーウィット(マーチS)の全妹。ゲート試験に合格後はノーザンファーム天栄で乗り込み、7月中旬に再入厩した。

 美浦では坂路とウッドチップコースで順調に追い切りを重ね、札幌に移動後の8月6日にもダートコースで70-40の調教を消化。輸送は無事にクリアしたようだ。

「500キロを超す大型馬でもあるし、完成するのは先だと思う。性格は真面目。血統や走法からもダートのほうが良さそうだけど、まずは芝から下ろしてみる。ゲートのセンスはいいし、どんな走りをしてくれるか楽しみ」と手塚貴久調教師。

 鞍上はC.ルメール騎手を予定している。

【8月15日(日) 札幌芝2000m】
◆ホウオウプレミア(牡、父ロードカナロア、母アドマイヤテンバ、美浦・奥村武厩舎)

 2019年のセレクトセールに上場され、取引価格は2億9160万円。名牝ダイナカールの一族で3代母がエアグルーヴ(オークス、天皇賞・秋)、祖母がアドマイヤグルーヴ(エリザベス女王杯を連覇)、叔父にドゥラメンテ(皐月賞、ダービー)がいる。

 8月4日には美浦のウッドチップコースで3頭併せの真ん中に入れ、しっかりと負荷をかけた。遅れたのは掘れた馬場に脚を取られていたぶんもあったようだが、ここまで順調にメニューをこなしている。

「のんびりとした性格。本当に良くなるのは先だと思うけど、距離には融通が利きそう。体つきにはボリューム感があるし、いいモノを持っていると思います」と奥村武調教師。

 鞍上はC.ルメール騎手を予定している。

【8月14日(土) 新潟芝1600m】
◆スノーグレース(牝、父ドレフォン、母グローリアスデイズ、美浦・中舘英二厩舎)

 おじにリンカーン(阪神大賞典、京都大賞典、日経賞)、ヴィクトリー(皐月賞)、いとこにアドミラブル(青葉賞)、アリストテレス(AJCC)がいる。

 先々週(8月1日)の新潟6Rをアクシデントで(外傷性鼻出血)で競走除外になったが、大事には至らず、4日から坂路入りを再開。仕切り直しのデビュー戦に向け、6日にはウッドチップコースで5F71.1-55.4-39.8-12.0の時計を出した。

 鞍上は丸山元気騎手を予定している

◆シュガービート(牡、父ルーラーシップ、母ヴェルジョワーズ、美浦・池上昌和厩舎)

 母は芝1800m、芝2000mで2勝。叔母にサトノガーネット(中日新聞杯)がいる。

 6月にゲート試験を受け、その後は山元トレーニングセンターで乗り込んだ。再入厩後はウッドチップコースで順調に追い切りを重ねている。

 先週は6F84.5-68.0-53.4-39.1-12.4の時計をマーク。古馬を相手に手応えは見劣ったが、しっかりと長めから追われた。

「小柄だけど、前向きでフットワークはいい。切れるような感じではないぶん、外回りコースの長い直線で頑張れるかどうかでしょう」と池上昌和調教師。

 鞍上は菅原明良騎手を予定している。

(取材・文:竹之内元)

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