最強世代の5歳牝馬は次走、米ブリーダーズC競走でGI3勝目を目指す(C)netkeiba.com
GI級の豪華メンバーが揃った夏一番の注目重賞「札幌記念」。白毛の桜花賞馬ソダシは、前走オークスで8着敗退となりましたが、距離が2000mに短縮かつ斤量の恩恵もある今回ならと期待しているファンも多いのではないでしょうか。9年連続で1人気が敗北しているレースで、海外帰りのラヴズオンリーユーが勝てるのかにも注目が集まります。
そんな札幌記念をピックアップして、今週もnetkeibaオリジナルのビッグデータを活用したAI競馬予想が弾き出した、激走注目馬を紹介します。
【netkeibaAIの注目馬】
馬名:ラヴズオンリーユー
鞍上:川田将雅騎手
総合指数:65.59 (全13頭中1位、2位は60.05)
予測ペース:平均やや遅
桜花賞時には、白毛初の牝馬クラシック制覇で注目を集めたソダシですが、ラヴズオンリーユーも負けず劣らずデビューから無敗の4連勝で19年のオークスを制している超GI級。その後のレースでも馬券外は3度と高い信頼度を誇ります。
前走は香港のクイーンエリザベス2世Cで、牡馬グローリーヴェイズや3冠牝馬デアリングタクトを降し勝利した同馬。その海外G1制覇から4か月ぶりとなる今回ですが、これまで10週以上の間隔を空けての出走は4回あります。結果は19年の忘れな草賞1着、同年エリザベス女王杯3着、20年ヴィクトリアマイル7着、同年の府中牝馬S5着。
ヴィクトリアマイルは休養明けでいきなりマイルのGIでは忙しく、府中牝馬Sは重馬場で時計の掛かる馬場でした。昨年10着に敗れた有馬記念も時計の掛かる馬場だったため、間隔を空けて出走すること自体は問題なく、時計の掛かる馬場にさえならなければ、上位争いは必至です。
また距離2000mに限れば3戦2勝、2着1回でパーフェクト連対。距離に関してはベストです。さらに鞍上の川田騎手は昨年167勝を挙げましたが、1人気の複勝率は67.7%と信頼度バツグン。札幌の重賞でも好成績の同騎手にエスコートを任せる今回は、まさに鬼に金棒です。
そしてAIのペース予測は平均(遅)。逃げ・先行馬が少なくある程度前めの位置を確保できたなら、京都記念の時のようにまず勝ち負けでしょう。グランアレグリアにクロノジェネシスと牝馬3冠を分け合ったラヴズオンリーユー。人気に逆らうのは悪手とみます。