【新潟2歳S予想】AI予想の1番手は産駒最初の重賞制覇目指す伏兵 「父の悔しさ晴らす時は来た」/JRA重賞レース展望

2021年08月29日 06:00

5戦4勝、そのすべてが“ノーステッキでの勝利”という強さを見せるもケガのため重賞へ挑戦できなかった父に、産駒の重賞初勝利を届けたい(C)netkeiba.com

 ハープスターやロードクエストなど名馬を輩出している2歳戦最初のマイル重賞。暮れのGIへ向けて力関係を測る上でも注目のレースです。ハイレベルレースを勝ち上がってきたアライバルに、半兄にステラヴェローチェを持つ良血クレイドル、さらにこちらもハイレベルな新馬戦を勝ったセリフォス、新馬戦で快勝劇を演じたオタルエバーなどが人気を集めそうです。

 前半スローで上がり勝負となることが多く、新潟の長い直線で決め手を持った馬が中心になりますが、今年はいかに。そんな新潟2歳Sをピックアップして、今週もnetkeibaオリジナルのビッグデータを活用したAI競馬予想が弾き出した、激走注目馬を紹介します。

【netkeibaAIの注目馬】
馬名:コムストックロード
鞍上:柴田大知騎手
総合指数:65.95 (全12頭中1位、2位は61.56)
予測ペース:平均やや遅

 前走はスローペースの前残りの展開で、逃げ馬をマークして2番手から。残り200mで逃げた3着馬を交わして先頭に立ったものの、ゴール手前で外から勝ち馬に交わされてタイム差なしの2着。未勝利戦では中団からメンバー中最速の上がりで差し切ったことを踏まえると、先行した分の切れ負けと言えます。

 また過去10年でも、前走上がり3位以下の馬は1頭も馬券に絡めていないこと。さらに前走から同距離または距離延長組が圧倒的に強いデータ(距離短縮馬は0勝)も、前走1400mからの距離延長となるコムストックロードには好材料です。

 同馬は、前走ダリア賞の勝ち馬と同じシルバーステート産駒。先週までに7勝を挙げ、2歳リーディングサイアー首位とイキナリ絶好調の新種牡馬です。今後の種牡馬の勢力図を塗り替える活躍ぶりといえます。

 さらに母ニシノムーンライトは、500万下から4連勝でオープン入りした馬。コムストックロードのきょうだいには父デュランダルのニシノメイゲツがいて、そのニシノメイゲツは新馬、芙蓉Sを連勝するなど2歳の早い時期から活躍していました。コムストックロードが早い時期から重賞で活躍できても不思議はありません。

 新馬戦では4着も、今回上位人気のクレイドルに0.2秒差。未勝利戦を勝った際には柴田騎手も「外枠で、ごちゃつかずにレースできたのが良かった」とコメントしていることからも、今回も外枠ということを踏まえると逆転は可能とみます。

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