11日、高知競馬場で行われた安藤農園自然薯特別(D2、ダート1400m、1着賞金9万円)に、サラブレッド最高年齢出走記録を持つオースミレパード(牡16、高知・細川忠義厩舎)が通算200戦目の出走。花本正三騎手騎乗で2番人気に推され、後方からレースを進めると直線では外に持ち出し、逃げ粘る1番人気キキを3馬身突き放して快勝した。勝ちタイムは1分35秒8(不良)。
記念すべき200戦目のこのレースは、04年11月以来約2年4か月ぶりの30勝目。この勝利により、サラブレッド最高年齢出走記録を15歳11か月に更新するとともに、サラブレッド最高齢勝利記録も同じく更新したことになる。
オースミレパードは父アンバーシャダイ、母キョウエイシェアー(その父フォルティノ)という血統。91年4月26日生まれで、同期にはナリタブライアン、ヒシアマゾン、サクラローレル、エルハーブ(英ダービー-英G1)、Sea Hero(ケンタッキーダービー-米G1)などがいる。
93年10月に栗東・清水久雄厩舎からデビュー(スターマンの4着)し、JRAでは97年オパールS(OP)に勝ち、96年平安S(GIII)でアドマイヤボサツの2着するなど、主にダートのオープンで活躍。46戦6勝の成績を残した。98年2月に高知・松岡利男厩舎に移籍し、03年4月に現厩舎に転厩している。昨年12月9日に、49年にヒサトモが記録したサラブレッド最高年齢出走記録を57年ぶりに更新していた。通算成績200戦30勝(うちJRA46戦6勝)。