ＪＲＡは１日、丸山元気騎手（３０）＝美浦・根本＝が新型コロナウイルスに感染したことを発表した。ＪＲＡ騎手の感染は初めて。

　丸山は８月３１日の午後３時頃にＰＣＲ検査で陽性が確認されたことを公正室に自ら報告。ＪＲＡは濃厚接触者と認定される競馬関係者はいないと判断したが、８月２８、２９日に新潟競馬場で騎乗した騎手５７人（丸山を除く）に１日、ＰＣＲ検査を実施した。結果は２日に判明する。なお、ＪＲＡは７、８月に職域接種を実施しており、騎手は東西で約７０人（個別の接種者は除く）がワクチン接種を行っているという。また、該当者の調教騎乗については、１日と同様に２日も取り止めることになった。

　今週末の競馬開催について美浦トレセンで会見した伊藤裕広報部長は、「保健所からの指示や集団感染に該当するのか、さらなる感染の拡大があるのかという可能性を、総合的に判断して適切に判断したい」と説明した。