ファインルージュが鋭い末脚で差し切った(撮影:小金井邦祥)
11日、中山競馬場で行われた紫苑S(3歳・牝・GIII・芝2000m)は、好位の後ろでレースを進めた福永祐一騎手騎乗の2番人気ファインルージュ(牝3、美浦・岩戸孝樹厩舎)が、3〜4コーナーで徐々に追い上げて直線に入ると一気に抜け出し、馬の間から伸びた4番人気スルーセブンシーズ(牝3、美浦・尾関知人厩舎)に1.3/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分58秒2(良)。
さらにハナ差の3着に12番人気ミスフィガロ(牝3、栗東・友道康夫厩舎)が入った。なお、3番人気メイサウザンアワー(牝3、美浦・尾関知人厩舎)は6着、1番人気エクランドール(牝3、美浦・手塚貴久厩舎)は17着に終わった。
勝ったファインルージュは、父キズナ、母パシオンルージュ、その父ボストンハーバーという血統。オークス・11着以来の休み明けを制し、フェアリーSに続く重賞2勝目を飾った。
このレースで3着以内に入ったファインルージュ、スルーセブンシーズ、ミスフィガロは、10月17日に阪神競馬場で行われる秋華賞の優先出走権を獲得した。
<紫苑Sダイジェスト>
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