今年の1歳馬も魅力的なラインアップとなった「ヒポファイル・ブラッドストック」
オーナーズ「ヒポファイル・ブラッドストック」で1歳馬(2020年産)の募集が開始されている。オーナーズとは馬主資格所有者がJRAでは1頭につき最大10名、地方競馬は最大20名で共有するシステム。
ヒポファイル・ブラッドストック・オーナーズでは栄進牧場元場長の今村明浩氏(株式会社ヒポファイル・ブラッドストック代表取締役)と、ダーレー・ジャパン・ファーム元代表で、今年安田記念をダノンキングリーで勝ち念願のGI初制覇を果たした三嶋牧場取締役の三嶋健一郎氏が中心となり、幅広いネットワークを生かして北海道中から選りすぐった募集馬が揃う。
今回募集の1歳世代で5世代目。2018年夏の第1期生デビュー以降、約3年間でJRAでは19頭がデビューし16勝。準オープン(3勝クラス)にワールドスケール、オレンジペコ、パレニアが在籍するなど成績を残す一方で、注目は平均募集額が約917万円とリーズナブルな点だ。いずれも獲得賞金は募集額の3倍以上となる。
今年はコロナ禍においてもセリでは高額落札が相次ぎ、セレクトセールでは過去最高の売却総額をマークするなど好調だった。そんな中で、個人で1頭を所有することにハードルを感じている方や、新規で馬主免許を取得した方を中心に需要が高まっている。
また、現4歳世代からスタートした地方競馬オーナーズでも5頭がデビューし、大井での新馬勝ちは3頭。計11勝を挙げ、平均募集額は約493万円ながらこちらも好成績を収める。
代表の今村氏は「当オーナーズのコンセプトである『リーズナブルで面白そうな素材を共有して皆で楽しむ』をそのままに、今年は13頭中12頭が異なる種牡馬というバラエティに富んだ顔ぶれが集まりました。また、例年以上に実績も信頼性も申し分ない優良牧場から厳選された充実のラインナップとなりました」と話す。
ヒポファイル・ブラッドストックの今年の募集馬詳細や現役馬の近況については公式HP(http://hb-l.jp/)を参照いただきたい。
◆新規募集(1歳世代)
【JRAオーナーズ】全10口
■アンタークティカの2020 (父キンシャサノキセキ)
生産者:沖田牧場
牡、一口143万円 満口
美浦・栗田徹厩舎予定
■ルーラの2020(父スピルバーグ)
生産者:社台ファーム
牡、一口104.5万円 残り6口
栗東・上村洋行厩舎予定
■エイシンミントの2020(父エイシンヒカリ)
生産者:築紫洋
牡、一口110万円 満口
栗東・飯田祐史厩舎予定
■クラリスピンクの2020(父エイシンフラッシュ)
生産者:社台ファーム
牝、一口82.5万円 残り5口
栗東・坂口智康厩舎予定
■ビジョナリーの2020(父ストロングリターン)
生産者:北田剛
牝、一口82.5万円 残り4口
美浦・相沢郁厩舎予定
■リルティングソングの2020(父ビッグアーサー)
生産者:藤原牧場
牝、一口88万円 残り8口
美浦・黒岩陽一厩舎予定
■メイショウツバクロの2020(父シニスターミニスター)
生産者:三嶋牧場
牝、一口99万円 残り5口
美浦・高柳瑞樹厩舎予定
■シシャモチャンの2020(父ゴールドシップ)
生産者:大島牧場
牝、一口93.5万円 残り3口
栗東・高橋亮厩舎予定
■アモーレヴォレの2020(父ブラックタイド)
生産者:三嶋牧場
牝、一口99万円 残り5口
栗東・野中賢二厩舎予定
■レディトリスの2020(父マクフィ)
生産者:上水牧場
牝、一口93.5万円 残り2口
栗東・武英智厩舎予定
【地方オーナーズ】全20口
■ニュースターの2020(父トビーズコーナー)
生産者:中山牧場
牡、一口38.5万円 残り11口
大井・森下淳平厩舎予定
■ヴァンデグローブの2020(父シニスターミニスター)
生産者:村上欽哉牧場
牝、一口33万円 残り11口
大井・藤田輝信厩舎予定
■サザンレイスターの2020(父アジアエクスプレス)
生産者:浜口牧場
牝、一口33万円 残り14口
船橋・山田信大厩舎予定