京都大賞典へ向けて2週前追い切りを行っているヒートオンビート(写真中央、撮影:井内利彰)
松田国英厩舎の定年解散に伴い、友道康夫厩舎へ転厩となって、2戦を消化したヒートオンビート。前走目黒記念が重賞初挑戦で2着。その後は休養を挟み、次走は京都大賞典(10月10日・阪神芝2400m)を予定している。
今朝23日はその2週前追い切り。CWでの3頭併せだったが、前方にマカヒキ、後方からダンテスヴューという隊列。馬場へ入って、1コーナーを過ぎたところでラップが速くなったので、ストップウォッチを押してみると、7Fから6F標識の区間が16.3秒。少し速いペースで向正面へと入っていった。
ただ、極端にラップが速くなることはなく、じわっと加速しながら道中を進めたので、3頭とも、最後の直線までしっかりと脚をためた状態だった。
そんなこともあり、ラスト1F手前からの追い比べは迫力満点。内からダンテスヴューが追いついてきて、ゴール前は2頭の追い比べだったが、相手の方がやや手応え優勢かなという形でフィニッシュ。とはいえ、時計は6F81.9-5F66.9-4F52.0-3F37.9-1F11.6秒とかなり速い数字で動いたといってよいだろう。
(取材・文:井内利彰)