7日、中山競馬場で行われたニュージーランドT(3歳牡牝、GII・芝1600m)は、後藤浩輝騎手騎乗の11番人気(単勝51.1倍)
トーホウレーサー(牡3、栗東・川村禎彦厩舎)が好位3、4番手追走から抜け出すと、16番人気
マイネルフォーグの追撃を1.1/4馬身抑え優勝した。勝ちタイムは1分33秒9(良)。さらにアタマ差の3着に8番人気
ワールドハンターが入り、1番人気
スズカコーズウェイはさらにクビ差の4着に敗れ、3連単は4,904,740円の大波乱となった。なお、上位3頭にはNHKマイルC(GI)の優先出走権が与えられる。
勝った
トーホウレーサーは父チーフベアハート、母はJRA3勝の
パシアン(その父サクラユタカオー)という血統。05年北海道セレクションセールにて900万円で落札されていた。
昨年11月に京都でデビューし、2月17日の6戦目(京都・ダート1800m)で初勝利。続く3歳500万下(阪神・ダート1800m)も制し、前走の毎日杯(GIII)では1着から0.4秒差の5着に入っていた。今回が芝コースでの初勝利。通算成績9戦3勝(重賞1勝)。
鞍上の後藤浩輝騎手は、今年の中山記念(GII、ローエングリン)に続くJRA重賞38勝目。管理する川村禎彦調教師は96年の初出走以来、57戦目の挑戦でJRA重賞初制覇となった。
また、チーフベアハート産駒は、今年の毎日杯(GIII)を勝った
ナムラマースに続き5頭目、通算7勝目のJRA重賞勝ちとなった。