18日の中山競馬場で、
グランアレグリア(牝5、美浦・藤沢和雄厩舎)の引退式が行われた。
【有限会社サンデーレーシング代表取締役 吉田俊介氏】
「2歳から5歳の長い間頑張ってくれた馬なので、無事に引退できることにホッとしている部分もすごくありますし、これだけ活躍してくれた馬がいなくなるのは寂しくもあります。
グランアレグリアが一番強いと思って臨むレースが多かったのですが、実際に勝ってくれて、我々を喜ばせてくれることが多く、感謝の気持ちでいっぱいです。ベストレースは選べないです。どのレースも思い出に残っています」
【藤沢和雄調教師】
「調教師として最後の年に、最後まで緊張させてもらって、一生懸命頑張ってくれて感謝しています。最後の年に勉強になったことも多かったので、前向きな性格で最後まで頑張ってくれて、ご苦労さんという気持ちです」
【大江原勝調教助手】
「今日は、デビューから先日のマイルチャンピオンシップまでの思い出を振り返りながら、思い出に浸ろうと思ったのですが、馬が元気良すぎてそういうわけにいかなかったので、ここで逃がしちゃまずいと、頑張って引っ張ろうと思っていました。調教の時は、
スピードがあって乗りやすくて、特に苦労した点はありませんでした」
【渡部貴文調教助手】
「これが最後なんだなという思いですが、どの馬にも最後はあります。特別な一頭ではありますが、僕にとっては色々な馬を担当させてもらっている中で、他の馬も特別です。デビュー当時から、体も成長してくれたんですが、心の成長が結果に結びついたんだと思います」
【ノーザン
ファーム 吉田勝己氏】
「最初からこれだけ速い馬はなかなかいないと思っていましたし、世界でも一番強い、速い馬だと思います。これからお母さんになって、
スピードを引き継いでくれるような子どもをいっぱい産んでくれると思います。牝馬はもちろん繁殖として残っていきますし、できればすごい種牡馬となるような馬を産んでくれたらと思います」(JRAのホームページより)
グランアレグリアは父ディープインパクト、母タピッツフライ、母の父Tapitという血統。
2019年桜花賞、2020年安田記念・スプリンターズS・マイルCS、2021年ヴィクトリアマイル・マイルCSなど重賞8勝。通算成績は15戦9勝。今後は北海道安平町のノーザン
ファームにて繁殖馬となる予定。