短距離女王グランアレグリアが登録抹消(写真は12月18日の引退式の様子、撮影:下野雄規)
JRAは22日、GI・6勝馬
グランアレグリア(牝5、美浦・藤沢和雄厩舎)が同日付で競走馬登録を抹消したことを発表した。同馬はノーザン
ファームで繁殖馬となる予定。
グランアレグリアは父ディープインパクト、母タピッツフライ、母の父Tapitという血統。
2018年6月に東京競馬場の2歳新馬戦でデビューし、初勝利。なお、この時の2着は
ダノンファンタジー。2戦目のサウジアラビアRCで重賞初制覇。暮れには牝馬限定の阪神JFではなく朝日杯FSで牡馬との対決を選んだが、3着に敗れた。
翌年初戦には
ステップレースを挟まず、桜花賞への直行を選択。1番人気は
ダノンファンタジーに譲ったが、2着に2馬身半差をつける快勝でGI初制覇を飾った。次戦のNHKマイルC5着(降着)のあとは半年以上の休養を挟み、12月の阪神Cを5馬身差で古馬相手に圧勝した。
4歳時の2020年は獅子奮迅の活躍ぶりを見せる。初戦の高松宮記念こそ2着だったが、安田記念、スプリンターズS、マイルCSと古馬短距離GI・3連勝。その実績が認められ、2020年のJRA賞最優秀短距離馬に輝いている。
5歳時には2000mにも出走。大阪杯(4着)、天皇賞・秋(3着)とともに勝利はならなかったが、善戦。ヴィクトリアマイルと有終の美を飾ったマイルCSをタイトルに加え、GI・6勝でキャリアを終えた。
通算成績は15戦9勝。JRA獲得賞金は10億7381万3000円(付加賞含む)。
(JRAのホームページより)