サンレイポケット(左)はキビキビした走り(撮影・北村雅宏)
「京都記念・G2」(13日、阪神)
昨秋のG1で連続4着と、古馬トップクラスの実力を誇示した
サンレイポケットは9日、栗東坂路で順調な仕上がりをアピールした。
オープン昇格後は左回りに絞って使われてきた
サンレイポケットが、20年5月の下鴨S(京都)以来となる右回りに臨む。最終リハは鮫島駿を背に栗東坂路で調教駆けする
レッドヴァイス(4歳1勝クラス)との併せ馬。最後はスムーズに左手前へ切り替えて鞍上がビッシリとステッキを入れた。
感触を確かめた主戦は「しっかりと追いました。休み明けにしては動いたと思います。どちらの回りがいいというのは、調教では見せませんね。それより内回り。長くいい脚を使いますから」と今回の課題を挙げた。直線の短い舞台設定で、しっかりと結果を出すことが求められているのだ。
高橋忠師は「ジョッキーと上半期にいい競馬をするなら、目標は宝塚記念と話しました。それなら、右回りは避けて通れない」と、このレースを選択した理由を説明。「阪神の2200メートルはやってみないと分かりませんが、今の力でどうなのか。試してみたい」と語った。ここで右回りを克服できれば、悲願G1奪取へ大きく前進する。